この期に及んで、画伯は言うのである。
コロナは風邪の一種である。
過度に恐れるなと。
そして更に言うのである。
弱いものが死ぬ。
これは生物の必定であると。
んでもってまだまだ言うのである。
それでもまだ「コロナが何よりも恐ろしい」というのであれば、それを客観的に証明できるデータを見せてほしいと。
はあ?
何言ってるんですか?
データなんか沢山出てるでしょ?
情弱は休み休み言え!
今日現在(2020.3.31)で世界で3万6000人も死んでるんだぞ!
このままいくと「楽観的にみても全世界人口の1500万人、最悪の場合6800万人が亡くなる可能性がある」と言われてるんだぞ!
アメリカは1日(3.30)で540人も死んでるんだぞ!
持病がなかった10代、20代の女性も死んだんだぞ!
食事で感染して親子4人が死んだ家庭があるんだぞ!
患者が大挙して押し寄せて医療現場がパニックになってるんだぞ!
イタリアでは治療にあたった医師が50人も感染して死んだんだぞ!
そしてそして、あの、志村けんも死んだんだぞ!
確かにそうなのである。
日本はともかく、海外での「処理が追いつかないおびただしい数の遺体」の写真なんか見せられると、「これはやっぱりとんでもない事態なのかもしれない」と思う。
日々日々SNSで拡散されている「若い人たちよ気づいて!」的な「啓発記事」も、さらに恐怖心を駆り立てる。
だが。ですけど。しかし。
WHOのファクトシートによれば、「慢性閉塞性肺疾患」、つまり肺の病気は、全世界において死因の堂々第3位なのである。(2016)
つまり、高齢者はもともと肺炎で死ぬ可能性が非常に高いということ。
(ちなみに、去年80歳で亡くなったうちの父親も死因は肺炎だった)
そして、今回の新型コロナウイルスの基本的な特徴は、
- 死者の9割以上が60代~90代
- 基礎疾患持ちの方が重症化しやすい
もしこの前提が変わるようであれば、僕も考えを改めます。
したがって、非常に酷な言い方かもしれませんが、現状、
死ぬべき人が死んでいる
と思うのです。
健康でピンピンしていた人が、ある日突然感染して、苦しみながら短期間で死んでしまう、という病気ではない。(例外はあったとしても)
それが、愛する家族かもしれない。大切な友人かもしれない。亡くしたくない人かもしれない。
僕だって別に誰も彼も死んでいいとは思ってません。
親しい人がコロナで亡くなればもちろん悲しいです。
ただ、基本的には体の弱った高齢者が亡くなっている。
確かにそれは悲しいことだけど、それらの人はたとえコロナに罹らなくても、遅かれ早かれ死んだのだと思う。
死が悲しいからといって、ゼロにはできない。
人間は死ぬ。
弱いものから死ぬ。
これは、是非じゃない。
「命より重いものはない」とばかりに、コロナによる死者をゼロにしよう、コロナをやっつけよう、人類vsコロナ、なんて言い出すから、コロナ以上に困った事態が起きてしまっている。
あふれる情報に惑わされるな。
ちゃんと自分で考えろ。
そして、自分の身は自分で守れ。
今、近所のドラッグストアに行ってもマスクは買えない。
もうずっと品切れ中。
マスクの有効性には疑問があるものの、付けたいと思っても付けられないのが現状。
なので、僕はマスクはしない。
(手作りという手もあるが、うーん、そこまでする気にはなれないな。)
そして、人工呼吸器が不足しているという。
普段作らないメーカーまでもが、各国の政府に要請され、開発を急いでいる。
もし、僕が罹患して発症したなら、病院に行かず、自宅療養を選ぶ。
病院に行ったら医療リソースが減るし、人工呼吸器の必要が出たら、僕以外の助かる命を削ることになる。
それは嫌だ。
それで僕が死ぬなら、それまでの命だった、ってこった。
(ま、当分死なないけどね)
<参考資料>
WHOファクトシート死亡原因トップ10The top 10 causes of death2018年5月24日
https://www.japan-who.or.jp/act/factsheet/310.pdf